1993年生まれ、中野市出身。金沢工業大学工学部で電気・電子システムを学んだあと、金沢市内の電気工事業を経てUターン入社。
一般的な土木・建築事業だけでなく、自分が大学で学んできた電気や発電関連にも、一から関われることに魅力を感じました。入社がちょうど再生可能エネルギー事業のスタート時期に重なり、既存の手法にとらわれずさまざまな業務にチャレンジできる環境だったことも決め手となりました。官公庁への申請などーから業務フローを作っていく苦労はありましたが、自分の手で事業を立ち上げ、大きくする手応えが感じられました。
太陽光発電システムの設計や設備申請、保守管理を手掛けています。他部署が調査した候補地へ実際に足を運び、入るパネルの枚数を計算したり日照条件を調べたり、最も効率的な設計を考えるのも重要な仕事。ソーラー発電による監視カメラやネットワークシステムも、必要に応じて新規に開発します。運用中のトラブルもありますが、自分たちで企画から手掛け、その都度問題点を解決していく過程はやりがいがあります。
地元住民の方の中には、パネルの設置を不安に思われる方もいるので、周囲の環境に配慮した設計を心掛けています。計算上は安全でも、高電圧の設備はできるだけ住宅から離したり、音の聞こえにくい構造にしたり、気持ちをくみ取る工夫が必要です。時には地域の方に、太陽光発電について知ってもらう活動も。先日は地元の小学生が発電所の見学に来てくれ、「先生」として説明を担当したことはとても良い経験になりました。