2019年7月10日(水)~12日(金)の3日間にわたり、パシフィコ横浜にて
「第14回 再生可能エネルギー世界展示会&フォーラム」が開催され弊社の
水力発電実証モデル事業(米子北の沢用水発電所)を多くの方々に紹介いたしました。
フォーラムでは、当事業で技術開発を行ったクロスフロー水車と除塵装置について
共同研究者(信州大学・日本エンヂニヤ株式会社)の講演があり、事前登録時点で
満席となるほどの中小水力発電に関する活用、政策、指針、そして最新の発電技術に
対する関心の高さがうかがえました。
会場(パシフィコ横浜)

オープニングセレモニー 弊社ブースの様子


― 7月12日(金)に行われた、フォーラムの内容 ―
- 小水力発電の普及拡大に寄与する新型クロスフロー水車の開発
信州大学大学院 飯尾昭一郎研究室 後藤美怜 - 小水力発電の普及拡大には高性能かつ低コストの水車が必要である。
クロスフロー水車は安価であり部分負荷効率に優れるため小水力発電に広く
利用されている。
しかし、その最高効率は他機種に及ばない。
小水力発電の普及拡大を目指し、水車効率の向上を図って開発した新型の
クロスフロー水車の概要について紹介。
- 採算性向上に寄与する新型除塵装置
日本エンヂニヤ株式会社 代表取締役社長 牧志龍男 - 水力発電では安定した取水が極めて重要である。
特に水車体格が小さい小水力発電では塵芥によるトラブルが多発している。
紹介する新型除塵装置は無動力であり、水車の流量調整機能と協調することで
スクリーン面の塵芥を洗い流す。
長期間の取水性能の維持、清掃頻度と塵芥処理コストの低減により採算性の大幅向上に
寄与する。