
i-Construction
国土交通省では、「ICTの全面的な活用(ICT土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を目指す取組であるi-Construction(アイ・コンストラクション)を進めています
弊社も現在この技術を採用しております。
平成29年度 防災・安全交付金 広域河川改修工事 (一)千曲川 飯山市飯山(3)

そもそもなぜICT?
建設業界は深刻化な人手不足に陥っており、建設需要は高まっているのに対し、供給が全く追いついていません。労働者も29歳以下の労働者は全体の10%以下となっています。この人手不足を解決し、需要と供給を一致させるには働き手を増やさなければなりません。
現状、建設業界で長く働いてくれる人を増やすには、3K(キツい、汚い、危険)と言われてきた労働環境を改善し、若者や女性といったこれまで建設業界を敬遠しがちだった人材を惹き付けなければなりません。
そこで政府は新3K(給与、休暇、希望)を掲げ、ICTを活用し省人化・省力化を実現することで、「一人あたりの生産性を上げる」方向に力を入れています。これがi-Constructionが声高に叫ばれるようになった背景です。

これまで土木工事における建設機械の操縦は『熟練の技』を必要とする非常に難しい仕事でしたが、自動制御が可能なICT建設機械により、経験の浅いオペレーターや女性でも施工ができるようになります。これにより施工の正確性だけでなく、安全性の向上も見込まれます。


